最近の公立高校入試で定番になりつつあるのが 箱ひげ図(箱ひげグラフ)。
これ、知ってさえいれば 全問正解が狙える「ラッキー問題」 なんです。
鉄則① 箱ひげ図からは平均値はわからない!
よく出る正誤問題。
箱ひげ図からわかるのは「範囲」や「四分位数」だけで、平均値はわからない。
これは暗記しておくだけで点数になります。
鉄則② まずは「データの全体数」を確認
箱ひげ図を読むとき、最初に意識したいのは データが何個あるか。
これがわかれば、 中央値(第二四分位数) の位置がつかめます。
中央値は「データを小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中の値」。
計算方法は、
- データが奇数個 → まん中の値そのもの(○○●○○)
 - データが偶数個 → 真ん中2つの平均(○○●●○○)
 
(「全体数÷2」で決まる」というよりは、並び順の真ん中を取る、という考え方ですね。)
鉄則③ 四分位数を理解すれば点になる!
箱ひげ図は データを4等分に区切った目印 を示しています。
- 第一四分位数(Q1)
→ データを小さい順に並べたとき、下から 25% の位置にある値。(○○|○○中○○○○)
(全体を「下半分」と「上半分」に分けたときの、下半分の中央値。) - 第二四分位数(Q2)=中央値
→ 全体のちょうど真ん中。(○○○○中○○○○) - 第三四分位数(Q3)
→ データを小さい順に並べたとき、下から 75% の位置にある値。(○○○○中○○|○○)
(全体を「下半分」と「上半分」に分けたときの、上半分の中央値。) 
そして、箱ひげ図はこう読むのが鉄則:
- 箱の左端 → 第一四分位数 (○○|○○中○○|○○)
 - 箱の中の線 → 第二四分位数(中央値)(○○|○○中○○|○○)
 - 箱の右端 → 第三四分位数 (○○|○○中○○|○○)
 - ひげの左右 → 最小値・最大値 (○○|○○中○○|○○)
 
鉄則④ よく問われるポイント
範囲(最大−最小) はひげの端から端でわかる。(○○|○○中○○|○○)
四分位範囲(Q3−Q1) は箱の幅でわかる。(○○|○○中○○|○○)
平均値はわからない(くどいけど超重要!)
  
  
  
  

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