中学数学の大きな山場のひとつが 証明問題。
その中でも最頻出といえば「三角形の合同の証明」です。
多くの受験生が苦手としがちですが、実は鉄則を押さえれば解きやすい分野でもあります。
その鉄則とは――
👉 「合同条件は二辺挟角か二角挟辺で決まり!」
鉄則① 三角形の合同条件は3つだけ
中学で習う合同条件は次の3つです。
- 三辺がそれぞれ等しい
- 二辺とその間の角がそれぞれ等しい
- 一辺とその両端の角がそれぞれ等しい
入試で最もよく使うのは2と3。
つまり、二辺挟角と 二角挟辺 です。
鉄則② 「二辺挟角」か「二角挟辺」を探せ!
証明問題に取り組むときの流れはこうです。
- 問題文に「等しい」と書かれている辺や角をチェック
- 図に「/」や「●」で印をつける
- 二辺挟角 or 二角挟辺になっているか探す
もし条件が足りなければ「共通な辺・共通な角」を探すと完成するケースが多いです。
鉄則③ 入試でよくあるパターン
パターン1:二辺とその間の角
「二辺の長さが等しい」と「その間の角が等しい」と与えられる問題。
→ 二辺挟角 で合同を証明。
パターン2:一辺と両端の角
「ある辺の長さが等しい」と「その両端の角が等しい」と与えられる問題。
→ 二角挟辺 で合同を証明。
パターン3:二等辺三角形
「二等辺三角形」や「正三角形」という条件があれば、辺や角が等しいとすぐにわかる。
そこから 二辺挟角 または 二角挟辺 に持ち込むのが定石。


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